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女川小学校でスラックライン教室

 東日本大震災から999日目、林映寿さんからスラックライン教室の誘いを頂きました。

その内容は、今年から始めた楽しいスラックラインで、今まで日本笑顔プロジェクトが震災直後から継続的に支援してきた女川小学校でスラックラインを通じて、運動支援をするので来週の12月11日、12日と一緒にどう?とのことでした。

震災直後から自分の中で「何か役に立てれば」と言う気持ちがあり今回、日本笑顔プロジェクトのメンバーとして同行させて頂きました。

12月10日の夜、女川町に入る、辺りは暗くて震災から1006日の姿は、よくわからなかった。とにかく更地になっていて瓦礫の撤去作業は終了している感じだった。しばらく行くと、映寿さんが急に車を停めてヘッドライトで建物を照らした。それは津波の被害を受けた建物だとはわかったが、どうなっているかは、わからなかった。映寿さんが、あれは江ノ島共済会館で津波で横倒しになってしまったと教えてくれた。が、暗くてよくわからなかった。津波のパワーで壊れた建物だということはわかった。その後宿泊先に到着し眠ろうと思ったが、本当に色々な感情や考えが浮かんできてよく眠れずに、いつの間にか朝になった感じでした。

11日朝、朝食を済ませ車で女川町立病院の高台に向かった。高台からは、昨日の夜に暗くてよく見えなかった江ノ島共済会館が見えた!そこから見えた江ノ島共済会館と風景はもの凄いものでした。建物が何もない。そして映寿さんから、この高台に建っている町立病院の1階も津波で被害を受けたと教えてもらい信じられない感じでした。だって高台の高さも道路から15mぐらいは高いのに・・・ここなら絶対に大丈夫だって思う高さなのに、本当に想像以上だ!と思いました。

女川小学校に着きついにスラックライン教室。

まずは業間の時間に全校の前でデモンストレーション。
三時間目は1年生・四時間目は2年生、みんな想像以上に運動も出来るし、楽しんでいて、何より笑顔がステキだった!中には半袖短パンの子供達がいて『元気だなぁ俺も小学校の時はそうだったなぁ』と思い出した。

お昼には校長室で給食を頂きました。本当においしかった~。

五時間目は5年生、さすがに5年にもなると恥ずかしがる子供もいるが、みんな笑顔で楽しそうだった。
放課後、児童達がぞくぞくと集まって来てくれた。「よかった~」子供達も大人もみんなハマってしまい7時半ぐらいまで楽しんだ。

12日・朝練、前日にハマった子供達の希望により朝からスラックラインを楽しんだ。

今日の授業は五・六年生、さすがに身体も大きいし運動能力も高い、中には授業時間内で渡りきれる子供もいてスゴい!

お昼の給食、今日はココアパン!これまたおいしい。

放課後、前日に引き続き大人気!一番うれしいのは、恥ずかしがっていた高学年や、ちょっとぽっちゃり気味の子供達もみんな笑顔で楽しいと言ってくれたこと。また、一年生たちの可愛さは一生忘れられないものになった。

いろいろな体験をした2日間の別れはホントに本当にさびしく感じました。
あーまた行きたいな~あーまた会いたいな~!今度また絶対行きます。

最後に、今回一緒にスラックラインをサポートしてくれた片山さん高橋さん鈴木さんスッゴく楽しかったです。ありがとう、また一緒にスラックラインやりたいね。

女川っ子アクティブクラブの皆さんもスラックラインの成長と継続を楽しみにしてます。

伊藤さん堀籠さん新田さん最高のおもてなしをありがとうございました。楽しかった~
小学校の子供達や先生、これからの女川町が楽しみです。

今回のはじめての笑顔プロジェクト、スラックライン教室を通じて、出会い、縁は素晴らしいと心から感じました。特に普段なかなかコミュニケーションがとれない環境でも、スラックラインがあれば、いつの間にか仲良し、どんどん楽しい笑顔の縁が繋がっていく。このことを大切にしたいと思いました。

そして、林映寿さん今回誘ってくれて本当にありがとうございます。おかげで大きな成長をしたと思います。

P.S 小学校とか学校と言えば、勉強! 自分は勉強をしたわけでもないし、出来たわけでもない、はっきり言って学力はあまり無い、でもこんな自分でも今回の出来事で人の役に立てたなら自分はとっても幸せです。

日本笑顔プロジェクト・小布施スラックライン部 青木勝郎

日本笑顔プロジェクト代表 林映寿

一人ひとりが笑顔を持って、家族、友達、職場、地域に笑顔をつなげたい、そんな思いから2011年「日本笑顔プロジェクト」を立ち上げました。まずはいま自分が「笑顔」になって更にその「笑顔」の輪を日本全国にそして世界に広げていきたいと思います。プロジェクトにご賛同・ご協力・ご支援頂ける皆様のご参加をお願い致します。