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2011年9月5日 東北震災支援活動報告

9月5日に、東北支援活動で笑顔プロジェクトの一員として宮城県女川町に行ってきました。今回、私は初参加させていただきました。以前から、現地に行き笑顔プロジェクトの皆さんと一緒に笑顔を届けたかったので、今回のような機会に出会え、とてもうれしく思いました。また、笑顔クッキーを数回作らさせていただき、笑顔プロジェクトの皆さんに現地の方に渡してもらっていましたが、今回は自分の手で皆さん一人一人に渡すことが出来る!と思い、直接笑顔クッキーを渡し笑顔を届けることが出来ると思うと、いてもたってもいられなく、熱い気持ちでいっぱいでした。

9月4日23時に長野県中野市出発です。夜だというのに、みなさん笑顔がステキでした。 

DJワッシーさんが、運転手さんが眠くならないように常に楽しいDJを・・・(^-^)ワッシーさんの心遣いとっても温かかったです。ありがとうございました。

9月5日8時頃に宮城県に入りました。

バスから外を見ていると、段々に景色が変化してきました。青々とした木が少なくなり家もまばらに一部壊れていたり、全壊だったりと想像した以上に悲惨な状態でした。林さんが説明してくれました。建物の外壁にうっすらと茶色の線が残っている、それは津波の跡だということを。その話を聞き、海よりも全然町中なのに、こんなところにまで津波がきたなんて驚きを隠せませんでした。女川に近づくにつれ、状況がだんだんと変化していきました。・・・震災の被害を間近で知りました。バスに乗っている最中も道路に亀裂が入っており大きい音と同時にバスが大きく揺れとっても怖かったです。 

女川に入ると、家や建物が見あたらないのです。残っているのは、家が建っていただろうと思われる所にコンクリートだけが残っていました。その光景が何か所も続いていました。夢を見ているのではないのかと、現実から目を遠ざけたくなる気持ちになってしまいました。 

私は、今回初参加させていただき、ここの現地に来るまではメディアを通し徐々に復興しはじめている。とか、片づけがされてきている。などともっといいイメージを持っていましたが、実際に現地に行き自分の目で見て感じるものは全く違うものでした。人もいない町もない、ここに本当に家や街や人のにぎわいがあったのだろうか?と疑うようでした。息がつまり、心が折れようになりました。私は、その現実を見て正直これから女川小学校へ行き、笑顔を届ける自信がなかったです。

今回は、炊き出し(クレープ、ワイン、あんぱん、あんみつ、手打ちそば等)、親子で筆遊び、風船パフォーマンスの3班に分かれて活動しました。私は親子で筆遊びを、お手伝いさせていただきました。私は心の中の切り替えがいかないまま女川第一小学校へ行きました。 

満面な笑みで教頭先生が迎えてくださいました。初めに、教員室にいきました。もともとここは図工室だったそうです。机もイスもなくいろんなところから持ってきたそうです。以前の応接室は、ベランダだったそうです。物がない中で、いろんな工夫でみんなと協力し支えあってここまで来たのだと話を聞き、胸が熱くなりました。そしていよいよ2年生とその親たちと一緒に、林さんを先頭に筆遊びを一緒にやらさせていただきました。子供たちの目がキラキラしていて、筆遊びを通して声を出して笑ったり,身体を動かして表現したりみんなずっと笑顔でした。私も笑顔が自然とでていました。いつの間にか気持ちもきりかわっていたのです。 

笑顔って、すごいパワーです。世界共通の魔法です。一人が笑うと、周りにいる人まで笑顔にしてくれ気持ちまで豊かにしてくれます。とっても楽しかったです。 

親子で筆遊びが終わり炊き出しのお手伝いをしようと合流したのですが、40分くらいで完売だったそうです。お話を聞くと「おいしい」とみなさんおいしく食べてくださってとっても嬉しかったと、お聞きしました。そのあとは風船のパフォーマンスみて大人や子供がみて楽しそうに笑っていました。 

女川町立病院周辺の視察に行ってきました。一階は津波の被害で使えない状況です。

同じ医療従事者として、病院も完全に機能していない中でそれでも人を助けようとする人たちの行動はとてもすごいですね。手書きの診療案内。女川町立病院のスタッフも震災をしているはずなのに、志すばらしいです。

数台の大型ダンプ、数台のショベルカーが常に「ガーガー、ゴンゴン」と音をならし、復興へと一歩ずつみんなで前進しているのだと感じました。

笑顔プロジェクトの一員として東北支援活動に参加させていただき大切なことを教えていただきました。一人一人の力じゃ小さくてできないことも、皆が動けば大きな力になる。今回の活動を通して実感しました。笑顔プロジェクトのみなさんは強い志をもっていて素晴らしい人たちです。私もその一員として活動できたことに感謝したいです。ありがとうございました。教頭先生が言っていました。震災のおかげで改めて一人じゃない、みんながいる。みんなで協力して支えあって乗り越えよう。と力強い言葉をいっていました。本当にそうです。

これからも、笑顔を届けていきたいです。

貴重な体験あがとうございました。

笑顔プロジェクト 一色真理子

日本笑顔プロジェクト代表 林映寿

一人ひとりが笑顔を持って、家族、友達、職場、地域に笑顔をつなげたい、そんな思いから2011年「日本笑顔プロジェクト」を立ち上げました。まずはいま自分が「笑顔」になって更にその「笑顔」の輪を日本全国にそして世界に広げていきたいと思います。プロジェクトにご賛同・ご協力・ご支援頂ける皆様のご参加をお願い致します。