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2011年9月5日 女川町被災地支援活動報告

 9月4日から5日の笑顔プロジェクト被災地支援に、高校生の参加希望があったことで、私は見守りのお役目で参加することになりました。3月11日の東日本大震災、翌日の長野県北部地震以降、連日のメディアに映し出される悲惨な光景を視ては、「何か自分にできることをしなければいけない」と強く思っていました。ちょうど県社協より栄村へ近隣市町村社協職員の応援要請がありまして、私は3月18日に自ら志願して被災地に行ってきました。(ちなみに川上事務局長は前日に行きました)栄村青倉地区のひとり暮らし高齢者宅で見た想像を絶する室内の様子。床には硝子や食器が散乱、重い冷蔵庫が移動し、窓枠は外れ…震度6強の地震の脅威を感じながら、家の片付けの支援をしてきました。

あと「自分にできること」は、義援金の募金、支援物資。6月の笑顔クッキー作りに参加しました。仕事の後に北斎ホール調理室に駆けつけ、焼きあがったクッキーを3枚ずつ袋に入れ、笑顔のシールを貼る、ラッピングのお手伝いをすることができました。短時間でしたが、少しでも関わりを持てたことがうれしく思いました。

今回の笑顔プロジェクト被災地支援の同行は「自分にできること」でしたので、参加させていただきました。参加することができて本当に感謝しております。笑顔プロジェクトの皆さんの行動力のすごさには感激でした。素晴らしい!!そして林さん、ワッシーと笑顔のメンバーの皆さんは暖かい心を持ち、明るく楽しい人柄の方ばかりなのです。将来が楽しみな方が勢揃いです。この感激は、一緒に行動しないと分かりませんね。
今回は、「筆遊び教室」、「風船アトラクション」、「信州らしい食事を食べてもらおう!」の3班に分かれての活動支援でした。女川町の総合体育館に着き、2tトラックに積み込まれた道具や食材等の荷物の多さ。さぞかし準備は大変だったろうと察しました。何も知らない状態で参加している私は、笑顔のメンバーの素早い動きに驚く事ばかりでした。

私は蕎麦の炊き出しのお手伝いをさせていただきました。山本さんはクレープと蕎麦の準備、大口さんは蕎麦打ちの実演と大忙しです。避難所にいるご婦人が、大口さんの蕎麦打ちを見ながら、懐かしそうにお話していた光景は印象に残っています。ふるまいが開始されると避難所にいた方がお盆を持って行列を作っていました。栗あんみつ、ワイン、りんごジュース、あんパン・ジャムパン、クレープ、最後に蕎麦の順です。並んでいる方には、できるだけ笑顔で声をかけようと心がけました。蕎麦をお渡しすると「ありがとう」と感謝の言葉をいただき、私も自然と笑顔になりました。この感激も、笑顔のメンバーと共に行動したからこそ、味わえたことです。ありがとうございます。

林さんの「筆遊び教室」は、恒例とのこと。他のアシスタントの方と小学校での活動です。子供たちは筆遊びを楽しむことで笑顔になれる、素敵な活動です。まっぴんさんの保育園と病院での「風船アトラクション」も子供たちに笑顔を届ける素晴らしい活動です。

帰路、高台にある女川町立病院に寄り、女川町を一望できる場所で見た光景は、想像を超えたものでした。大津波の力で街の建造物は跡かたもなく、外部から入った私には失った物が何かも分らない悲惨な状況でした。地震から6ヵ月が経ち、瓦礫の撤去作業が進み、前より良くなってきていると、以前に参加したメンバーから聞きました。自分の目で見て津波の猛威を、実際に肌で感じることができました。
これまでの災害とは比較にならない程、被災範囲が広く被害が甚大であり、復旧・復興には長期にわたる継続的な支援が必要だと言われています。笑顔プロジェクトは毎月支援活動をされるとのこと。私は微力ではありますが、今後「自分にできること」でしたらご協力できると思います。

人とのつながりの大切さと出会いの大切さを改めて学んだ被災地支援活動となりました。
ありがとうございました。
 

小布施町社協 原信子

日本笑顔プロジェクト代表 林映寿

一人ひとりが笑顔を持って、家族、友達、職場、地域に笑顔をつなげたい、そんな思いから2011年「日本笑顔プロジェクト」を立ち上げました。まずはいま自分が「笑顔」になって更にその「笑顔」の輪を日本全国にそして世界に広げていきたいと思います。プロジェクトにご賛同・ご協力・ご支援頂ける皆様のご参加をお願い致します。