豊島区と日本笑顔プロジェクトが共同開催
2025年10月吉日
報道関係各位

区民が主体となって動ける災害対応人材を育成
― 女性活躍推進と全国展開を視野に入れたモデル事業 ―
豊島区(区民ひろば課)と一般財団法人日本笑顔プロジェクト(代表理事:林映寿)は、首都直下地震や全国各地で多発する自然災害に備え、「区民一人ひとりが自ら行動できる力を養う」ことを目的に、重機講習会を共同開催いたします。
本講習は、「小型車両系建設機械運転業務特別教育」に基づくもので、日本笑顔プロジェクトは民間団体として全国で初めて災害対応を目的とした重機講習をスタート。これまでに2,700名以上の受講者を育成し、災害現場での実際の活動にもつながっています。
女性の参画を防災力強化の柱に
重機といえば「男性の仕事」というイメージが根強くあります。しかし、災害は誰にでも降りかかるものであり、女性が安全かつ積極的に活動できる環境づくりは地域防災に欠かせません。
今回の講習会では、一般向け講習に加え、「女性限定講習」を特別に実施。8月の開催時にはキャンセル待ちが出るほどの人気を集め、女性自身が「自ら動ける」防災力を身につけたいという強いニーズが明らかになりました。
女性の参画を推進することで、避難所での衛生環境改善やきめ細やかな支援活動にもつながり、地域全体の防災力を底上げすることができます。
2025年8月に実施された豊島区での重機講習会の様子
開催概要
日時:2025年10月25日(土)10:00~15:00
会場:旧朝日中学校グラウンド(東京都豊島区西巣鴨4丁目9−1)
主催:豊島区・一般財団法人日本笑顔プロジェクト
豊島区としても、廃校グラウンドの利活用を図る新たな挑戦であり、区民主体の防災力強化を地域資源と結びつけて推進していきます。令和8年度以降の継続開催を見据え、今年度は実証実験を積み重ねます。
さらに、官民が協力し、女性や地域住民が主体的に参加できる防災教育を体系化する本取り組みは、全国の自治体に広がるモデルケースとして発信してまいります。
区民が自ら動ける防災体験プログラム
本講習会は単なる講習にとどまらず、区民が「いざというときに自ら動ける力」を実際に体験し、身につける機会となります。
協力企業:NTT東日本株式会社東京北支店、コトヒラ工業株式会社
1. バイオトイレの実証実験
– 水を使わず微生物で排泄物を分解。臭いがほとんどなく、特に女性の衛生環境改善に効果。
– 電源は日産リーフの電気自動車(EV)から供給し、持続可能な電源確保を実証。
2. ARによる浸水体験
– 住民自身が災害を“自分ごと”として体感し、行動判断につなげる教育プログラム。
3. 防災機器の展示・体験
– リーフから電源を取り、スマートフォンを10台程度同時に充電可能なハブ機器。
4. 備蓄食の実食体験
– ヒートパックを活用し、自ら温かい食事を用意する体験を通じて、「自助」の重要性を実感。
報道関係者の皆さまへ
当日は、重機を操縦する区民や女性参加者の姿、さらに災害時を想定した各種実証実験をご取材いただけます。特に、女性の積極的な参加と、区民自らが防災行動を実践する様子は、全国展開可能な新しい防災モデルとしてご注目ください。
メディア対応日時:2025年10月25日(土)10:00~15:00
本件に関するお問い合わせ先
豊島区 区民ひろば課、防災危機管理課
TEL:03-3981-1479 (問合せ時間平日:8時30分〜17時15分)
一般財団法人日本笑顔プロジェクト 事務局
TEL:070-2023-5110
E-mail:nuovo@egaonowa.net




